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ファブリーズ CM 女優 歴代まとめ|坂井真紀から綾瀬はるかまで全キャスト

ファブリーズ CM 女優 歴代まとめ|坂井真紀から綾瀬はるかまで出演者を時代別に振り返る

ファブリーズCM歴代女優イメージ

テレビをつければ必ず目にする、あの爽やかな消臭剤のCM。ファブリーズのCMは、放送のたびに「あの女優、誰だっけ?」という話題を巻き起こしてきた。P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)が展開するこのブランドは、単なる生活用品の枠を超え、豪華なキャスト陣を揃えたCMで日本の広告文化に深く刻み込まれてきた。この記事では、ファブリーズ CM に出演した歴代の女優・出演者を時系列でたどりながら、各時代のキャスティング戦略も読み解いていく。

1999年から始まったファブリーズCMの歴史

ファブリーズのCMは1999年からスタートし、最初の頃は有名女優などを使わず、一般の主婦風の人が家に友達を招いたり、保育所で保母さん風な人が出演したりしていた。 当時の狙いはシンプルだった。生活の中に自然に溶け込む商品として、消費者に親近感を持たせること。奇をてらったキャスティングより、「どこかにいそうな人」が商品を使う映像が一番効果的だと判断されたのだろう。

その方針が大きく転換したのが2007年から2008年にかけてのこと。有名俳優・女優が出演したのは2008年頃からで、2008年からは寺島進さん、坂井真紀さん、柄本時生さん、田中碧海さんが出演していた。 ここから、ファブリーズのCMは一般人キャストから芸能人キャストへと舵を切ることになる。

坂井真紀(2007年-)- 清潔感と親近感の初代顔

坂井真紀イメージ

坂井真紀さんは2007年からファブリーズのCMに出演していた。当時、ナチュラルで清潔感のあるイメージが人気で、ファブリーズのブランドイメージにもぴったりだった。CMでは、日常生活の中でファブリーズを使うシーンが描かれており、多くの視聴者の共感を呼んだ。

2007年から2008年は寺島進さんと坂井真紀さんが夫婦役を務めた「インテリアのナガシマ」編が放送されていた。同CMには柄本時生さん、田中碧海さんも出演していた。 家族の日常をリアルに再現することで、商品の使用シーンを視聴者が自分事として捉えやすくした。初期のファブリーズCMは、日本の一般家庭への親近感を最優先に据えており、寺島進さんや坂井真紀さんといった演技力に定評があり親しみやすい俳優を起用することで、消臭剤という日常的な商品のイメージに合致させる狙いがあったと考えられる。

西田尚美(2009年-)- 母親像で女性層を掴んだ2代目

西田尚美さんは2009年からファブリーズのCMに出演した。CMでは母親役として出演し、家族の健康を気遣う姿が印象的だった。子育て中の母親層を中心に支持を集め、ファブリーズの普及に貢献した。落ち着いた雰囲気と確かな演技力で、商品の信頼感を高めた。

2009年から2012年にかけては「平成家族」編が放送された。ピエール瀧さんと西田尚美さんが夫婦役を務め、山田健太さん、内舛聖矢さん、田辺修人さんが三人兄弟役を務めるCMシリーズだった。 思春期の男の子3人という設定は、当時のCMとしては珍しいものだった。汗のにおいや部屋着のにおいなど、リアルな「家族の臭い問題」を前面に押し出した演出が視聴者に刺さった。

平岩紙(2012年-)- コミカルな個性で笑いを誘った名脇役

平岩紙イメージ

平岩紙さんは2012年からファブリーズのCMに出演している。独特の雰囲気とコミカルな演技で、ファブリーズのCMに新しい風を吹き込んだ。日常生活でのあるあるを描いたCMで、多くの視聴者の笑いを誘った。親しみやすいキャラクターで、ファブリーズの新たな魅力を引き出した。

この時期のCMは「熱血家族」シリーズとして知られる。2012年から2017年には「熱血家族」編が放送された。お父さん役を務めたのが松岡修造さんで、奥様役を平岩紙さんが、子ども役を高杉真宙さん、鈴木宗太郎さん、小川光樹さんが務めた。男三人兄弟という設定は「平成家族」編と共通していた。 松岡修造さんのあのキャラクターと、平岩紙さんの飄々とした演技が生む絶妙なコンビネーション。視聴者は商品そのものよりも、まずCMの面白さに引き込まれていた。

松田聖子(2017年-)- 国民的歌手の起用で話題を独占

2017年からファブリーズのCMキャラクターを務めた松田聖子さん。国民的歌手の起用は大きな話題となり、ファブリーズのブランドイメージをさらに向上させた。 ただ、反応は単純な称賛ばかりではなかった。松田聖子さんがファブリーズを使っているイメージがないため「違和感」があるという意見もあったようだ。

歌手の松田聖子さんと俳優の遠藤憲一さんは2017年のブランド総合キャラクターだった。CM「子育て主婦卒業」編に出演した。 子育てを終えた熟年夫婦という設定で、布団や枕の臭いをファブリーズで解決するというストーリー展開は、シニア層や子育て卒業世代に向けたメッセージを明確に打ち出した戦略だった。

小西真奈美(2017年-2021年)- 透明感ある女優が「子育てママ」を好演

小西真奈美イメージ

女優やタレントとして活躍する小西真奈美さんは2017年から2021年にかけてブランド総合キャラクターを務めた。「子育てママ」編などのCMにも出演した。 透明感のあるイメージで、ファブリーズのCMに起用された小西真奈美さん。上品で洗練された雰囲気が、商品の高級感を演出していた。

2017年は、ファブリーズCMにとって特別な年だった。3パターン同時展開という手法は、現代マーケティングのペルソナマーケティングの先駆的実践といえる。小西真奈美さん(子育て層)、松田聖子さん(熟年層)、高橋一生さん(独身男性層)という明確な属性分けは、P&Gのデータドリブンマーケティングの成果と推測される。 一つのブランドが異なるターゲットに向けて同時に3本のCMを展開するという大胆な手法は、当時の日本の広告界では相当インパクトがあった。

さらに、千鳥のノブさんがファブリーズCMで女優の小西真奈美さんと夫婦役を務めたことで話題になった。 このキャスティングは「クセが強い」と評されながらも視聴者の記憶に強く残り、ブランド認知度の向上に大きく貢献した。

堀田真由(2017年-)- 若い世代の共感を呼んだ新鋭

2017年からファブリーズのCMに出演している堀田真由さん。フレッシュな魅力で、若い世代からの注目を集めている。CMでは高橋一生との共演で話題となり、幅広い世代にファブリーズの魅力をアピールしている。 堀田さんのナチュラルな雰囲気は、商品のクリーンなブランドイメージとうまくリンクしていた。

木村佳乃(2021年-)- 家族役で見せた多彩な演技力

お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次さんと女優の木村佳乃さんは家族役でファブリーズのCMに出演した。山崎育三郎さんと共演したこともあった。 知名度の高い女優が家族の一員として日常を演じることで、視聴者は自分の家庭と重ね合わせやすくなる。ファブリーズが長年大切にしてきた「共感型キャスティング」の本質がここにある。

2020年代の新展開 - 綾瀬はるか、杉咲花、竹内由恵が登場

ファブリーズCM最新女優イメージ

2020年代に入ると、ファブリーズCMはさらにキャストの幅を広げた。綾瀬はるかがP&Gファブリーズ布用のCM「ハピネスミスト」篇に出演し、杉咲花がお部屋用eファブリーズのCMに出演するなど、注目度の高い女優が続々と起用された。

トイレ用ファブリーズの新CMには町田啓太さん、竹内由恵さん、佐々木久美さんが出演している。 元アナウンサーの竹内由恵さんや元HKT48の佐々木久美さんの起用は、清潔感と信頼感を商品イメージに重ねる狙いが見える。P&G「トイレ用ファブリーズ」新CMに佐々木久美の出演が決定し、オシャレなパッケージと自然な香りが特徴の新商品を紹介している。

歴代女優・出演者 時代別まとめ一覧

時代 主な女優・出演者 CMシリーズ名
2007-2008年 坂井真紀 インテリアのナガシマ篇
2009-2012年 西田尚美 平成家族篇
2012-2017年 平岩紙 熱血家族篇
2017年- 松田聖子、小西真奈美、堀田真由 子育てママ篇・子育て主婦卒業篇ほか
2021年- 木村佳乃 家族シリーズ
2024年以降 綾瀬はるか、杉咲花、竹内由恵、佐々木久美 ハピネスミスト篇ほか

ファブリーズが選ぶ女優の「共通点」とは

ここまで歴代の出演者を振り返ってみると、ある傾向が浮かび上がってくる。清潔感、親しみやすさ、そして日常的なリアリティ。ファブリーズのCMが選ぶ女優たちには、一貫してこの3つが共通している。派手すぎず、でも存在感がある。視聴者が「この人の家の空気は絶対きれい」と感じるような説得力を持つ顔ぶれが揃っている。

同時に、時代ごとのターゲット層を意識した明確な戦略も読み取れる。2017年のCMは子供がいるママ向け、子育てを終えた主婦向け、独身サラリーマンの男性に向けた3本になっており、色々な世帯に向けてファブリーズを売りたいという狙いが見えた。 これは単なる広告の多様化ではなく、生活者のニーズに合わせて商品の「使い方イメージ」を分解して届けるという、P&Gならではの精緻なマーケティング思考の表れだ。

キャスティングがブランドを育てる - P&Gの長期戦略

ファブリーズCMの歴史は、初代の家族重視戦略から始まり、修造さんのエンターテイメント化、3パターン展開による細分化、そして現代のインフルエンサー戦略まで、時代の変化に合わせた柔軟な適応力を発揮してきた。

女優の起用という観点でみると、坂井真紀さんから始まったリアル路線が、西田尚美さんの母親像へと発展し、平岩紙さんのコメディ路線を経て、2017年以降は松田聖子・小西真奈美という層の異なる2人を同時起用するという多面展開へと進化した。そして近年、綾瀬はるかや杉咲花という、若い世代にも絶大な知名度を誇る女優を起用することで、ブランドの刷新を図っている。

消臭剤というカテゴリは、どうしても地味に見られがちだ。しかしファブリーズは女優の選択を通じて、その地味さを「上質な暮らし」のイメージに変換し続けてきた。CMの顔となる女優が変わるたびに話題になるのも、それだけブランドと出演者のイメージが視聴者の中で深く結びついているからにほかならない。

ファブリーズ CM 女優 歴代をまとめて振り返ると

1999年のひっそりとしたスタートから20年以上を経て、ファブリーズCMの歴代女優陣は日本の芸能シーンを彩る豪華な顔ぶれへと成長した。坂井真紀の清潔感ある佇まい、西田尚美の温かな母親像、平岩紙のユーモア、松田聖子の国民的スター性、小西真奈美の透明な存在感、そして近年の綾瀬はるかや杉咲花のフレッシュな魅力。それぞれの時代に、それぞれのベストキャストがいた。

ファブリーズが次に誰を選ぶのか、その問いはCMが流れるたびに新たな話題を生む。消臭剤のCMがこれほど長く、これほど多くの人に語り継がれる理由は、やはりキャスティングの妙にある。次の歴代女優が誰になるのか、今後も目が離せない。